子供の英語教育の方向性 |
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>英語での取り組みを始めるにあたって☆1☆ >小さい子供ならではの英語教育 |
*サリーの英語教育 異文化理解は欠かせません。 世界地図や、地球儀、外国からの絵葉書、お土産も大切な教材です。世界地図をたとえ毎日見せたところで、英語を話せるようにはなりません。それどころか、プチーは最近ようやく、グアムへはバスでは行けない、ということがわかってきたかなぁ、という程度です。(今のところかなり低レベル/今、年中です)それでも、地図を眺めたり、オーストラリア特有の哺乳類の本を開いて、コアラの手の指の数を数えたりして楽しんでいます。(コアラの手は、親指が二本あるんですよ!)「だから何?」というようなことに結構時間を割いているような気がします。 *プチーに求める英語力 日本語と同じレベルの英語力です。 読み書きも含めて、ごく普通に母国語のようにあやつることができれば、大成功です。ハイレベルの英語力は期待してはいません。ごくごく平凡なレベルの英語力です。英語だけのレベルで考えれば、全くすばらしくもなんともない、どこにでもいるアメリカ人程度でいいんです。カナダのケベックの人が、英語とフランス語と、どちらも気軽に話せる、そんな感じです。 結局のところ、中学生になってからでもできることは、中学生になってからの英語の時間に任せて、今は今しかできないことを、してやれたら、というのがサリーの選んだ道です。 今しかできないこと、小さい頃しかできないこととはなんでしょうか。 ↑ページトップへ *英語に関しての直接的な働きかけ ・絵本をたくさん読むこと ・CDなどで英語をたくさん聞くこと ・英語のビデオを見ていっしょに大笑いしてやること ・アメリカの同年代の子供用のワークブックに笑顔で根気よく 取り組むこと ・文法的に大間違いな英語で話し掛けてきてもうまく聞いて やること *英語自体には直接関係の無い働きかけ ・例えば日本のことでしたら七夕の日には願い事を笹につるし 星空を眺めたい ・例えばアメリカのことでしたらイースターにエッグハントを 楽しみたい ・色々な国の色々な生活について、見たり、話したりしたい ・手話など、他のコミュニケーションの手段も取り入れたい サリーはこんな風なことを心がけて毎日の取り組みをしています。こういうことには手間や時間がかかることも多い上、英語力という意味では決して近道ではありません。しかも毎日ばたばたと忙しいのにイライラしながら「やってやる」ようなものでもありません。 そして、遠回りな方がいい、とは決して言いたくはありません。近道で学習することが必要な時ももちろんあります。 でも時間があるなら、やっぱりじっくり取り組みたい。英語や英語圏の国の「背景」みたいなものをわからせてあげたい、と願っています。パロディーなんかがわかるようになったら、かなり「いい線いってる」ってことかな、と一つの基準にしています。 そのため、マザーグースも結局はずせません。マザーグースの英語は全然実用的ではないし、講師時代、同僚の男性外人講師の中には「マザーグース?そんなもん、知らん知らん」と軽くあしらう人もいました。ですが彼は、マザーグースを、頑張って学んだことなんて無くて、知らない歌もたくさんあるとは思いますが、それでも、有名なものはいくつか必ず知っているはずです。それが実はマザーグースだということすら気付かずにいるだけ、ということ、充分ありえます。 これぞ究極の体得というか、さすが、その地で育った人です。英語が母国語というのはこういうことなんではないかなぁと気がします。こういうのがサリーの理想というわけです。 ↑ページトップへ |