子供の英語教育の方向性 |
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>英語での取り組みを始めるにあたって☆1☆ |
おうちでの毎日に英語を取り入れてみようと考えている場合、まずは取り組みによってどれ位の英語力を、そして、具体的にどういった英語力を期待するかを、まず、考えてみることが大切なのでは、と思います。 *中学に入り英語が本格的に始まる前に、少しでも英語に触れる機会を 作ってあげたい。 *学校の定期テスト前必死で勉強しなくてもそこそこの成績をとらせたい。 *外交官として世界中を飛び回ってほしい。 *アメリカの大学院で最先端の医療を研究するような人に。 英語だけを身に付けたいのでしょうか。 それとも他に目的があるのでしょうか。 *将来外国の学校へ進むため、英語を身につけたい。 *英語というより、日本以外の国々の文化、慣習に興味を持ち いろいろな国の人と友達になって欲しい。 様々な思いがあると思います。 ・中学英語を意識している場合は<中学英語の先取り>へ ・サリーとプチーのケースは<小さい子供ならではの英語教育>へ リンクからとんでみてください。 スクロールが大変でも大丈夫、という方は(つまりページが縦に長いのです!)この下からどうぞ気長にみてみてください。 ・中学英語の先取り ・小さい子供ならではの英語教育 ↑ページトップへ
中学に入ってから困らない程度、と考える場合は、母国語方式にとらわれることなく、そして、バイリンガルだとかネイティブだとか、そういったことも意識せず、いっそのこと中学からの英語を先取りする形で導入するのが手っ取りはやい方法です。 *中学英語の先取り 0歳からのかけ流しは耳を作る上でとても重要ですから、たくさん聞かせてあげるといいですし、この辺はサリーの取り組みと同じですが、大きくなるにしたがって、少しずつ道がずれていくように思います。 小学生になるまでは気長にかけ流しや音声付絵本のみでつないで、幼稚園年長か小学生くらいになってから、塾の英語教材、文法系の問題集(挿絵の多い小学生用もたくさん出ています)を使う、というのがその方法です。 *中学英語先取りの短所 小学生以上の子供を対象にした教材は、確実に中学からの英語教育を視野に入れています。中学の教科書の内容を、字を大きく、絵を増やして作り変えてあるだけのものも多くあります。 この場合、中学生が一年で学ぶ内容を、小学生であれば二〜三年かかって学べるように(学年によって違います)復習を増やして、ペースを落としてあります。もっと理論的な話がスムーズにわかるようになってからであれば、すぐ済むことに、えらく時間を割いてしまうことも多いものですが、これは先取りならではの問題です。 もともと、もっと大きい子供が学ぶことを前提に組まれているプランですから、それを早めに取り入れる弊害もあるわけです。 ↑ページトップへ *中学英語先取りの長所 問題集を使った勉強にも、もちろんいい面はあります。この時、楽しく英語を学んでさえいれば、英語に、ポジティブな印象を植え付けることができます。英語は楽しいものだ、と信じて、本格的な英語学習へとそのまま移行することができれば、いい効果が期待できます。 もちろんこの記憶は、中学英語の先取りに限らずどのような方法で英語を取り入れてもつくることができるものです。 また、中学へ入学後、「自分は英語ができる」と自信をもっていますから、これもいいことです。少なくとも中学一年生の一学期のうちは何もしなくても、それまで全く英語にかかわりの無かったクラスメイトよりはテストでいい点を取ることができるはずです。 ただここで一番大切なことは、そのときの英語学習が楽しいものであることです。 かなりゆっくりペースではありますが、あせらずせかさず問題集などに取り組めば、小学生のうちに、楽しみながら中学二年生レベルまで進んでおく事は充分可能です。[時制][人称]など、概念的なことが理解できさえすれば、もっと先へ進むこともできるはずです。 (あくまでもサリーの個人的な考えですが、外国人講師のグループレッスンへ通うだけでは、このレベルになる事は困難なのではと感じます。外国人講師のグループレッスンは、外国人との楽しいひとときを過ごすためのものであり、英語を学ぶためのものではないという印象です。) 全ての人に効果的な、絶対的に最善な方法、というのが無いため、子供自身やおうちの人の考えに一番あった方法、納得のいく方法を責任をもって選ぶしかない、というのが現実ですが、何もしないよりは何かしてあげた方がいい!これは断言できます。 塾スタイルでも母国語方式でも、取り組まないよりは、取り組んだ方が絶対いい!!とサリーは考えます。大切な事は、それぞれの子供達に最適な方法を見つけ出すことです。この手のサイトはそのために存在しています☆ 本屋さんで、専門家達による難しい本を買い込むだけでなく、ネットサーフィンで色々なお母様方のサイトを是非見てください。サリーのサイトも参考にしていただけるとうれしいです。 プチーは一人っ子であるため比較的時間が取りやすい、という理由で、時間をかけた、今のスタイルの英語教育に落ち着いています。 ↑ページトップへ
*サリーの英語教育 異文化理解は欠かせません。 世界地図や、地球儀、外国からの絵葉書、お土産も大切な教材です。世界地図をたとえ毎日見せたところで、英語を話せるようにはなりません。それどころか、プチーは最近ようやく、グアムへはバスでは行けない、ということがわかってきたかなぁ、という程度です。(今のところかなり低レベル/今、年中です)それでも、地図を眺めたり、オーストラリア特有の哺乳類の本を開いて、コアラの手の指の数を数えたりして楽しんでいます。(コアラの手は、親指が二本あるんですよ!)「だから何?」というようなことに結構時間を割いているような気がします。 *プチーに求める英語力 日本語と同じレベルの英語力です。 読み書きも含めて、ごく普通に母国語のようにあやつることができれば、大成功です。ハイレベルの英語力は期待してはいません。ごくごく平凡なレベルの英語力です。英語だけのレベルで考えれば、全くすばらしくもなんともない、どこにでもいるアメリカ人程度でいいんです。カナダのケベックの人が、英語とフランス語と、どちらも気軽に話せる、そんな感じです。 結局のところ、中学生になってからでもできることは、中学生になってからの英語の時間に任せて、今は今しかできないことを、してやれたら、というのがサリーの選んだ道です。 今しかできないこと、小さい頃しかできないこととはなんでしょうか。 ↑ページトップへ *英語に関しての直接的な働きかけ ・絵本をたくさん読むこと ・CDなどで英語をたくさん聞くこと ・英語のビデオを見ていっしょに大笑いしてやること ・アメリカの同年代の子供用のワークブックに笑顔で根気よく 取り組むこと ・文法的に大間違いな英語で話し掛けてきてもうまく聞いて やること *英語自体には直接関係の無い働きかけ ・例えば日本のことでしたら七夕の日には願い事を笹につるし 星空を眺めたい ・例えばアメリカのことでしたらイースターにエッグハントを 楽しみたい ・色々な国の色々な生活について、見たり、話したりしたい ・手話など、他のコミュニケーションの手段も取り入れたい サリーはこんな風なことを心がけて毎日の取り組みをしています。こういうことには手間や時間がかかることも多い上、英語力という意味では決して近道ではありません。しかも毎日ばたばたと忙しいのにイライラしながら「やってやる」ようなものでもありません。 そして、遠回りな方がいい、とは決して言いたくはありません。近道で学習することが必要な時ももちろんあります。 でも時間があるなら、やっぱりじっくり取り組みたい。英語や英語圏の国の「背景」みたいなものをわからせてあげたい、と願っています。パロディーなんかがわかるようになったら、かなり「いい線いってる」ってことかな、と一つの基準にしています。 そのため、マザーグースも結局はずせません。マザーグースの英語は全然実用的ではないし、講師時代、同僚の男性外人講師の中には「マザーグース?そんなもん、知らん知らん」と軽くあしらう人もいました。ですが彼は、マザーグースを、頑張って学んだことなんて無くて、知らない歌もたくさんあるとは思いますが、それでも、有名なものはいくつか必ず知っているはずです。それが実はマザーグースだということすら気付かずにいるだけ、ということ、充分ありえます。 これぞ究極の体得というか、さすが、その地で育った人です。英語が母国語というのはこういうことなんではないかなぁと気がします。こういうのがサリーの理想というわけです。 ↑ページトップへ |