| 親と子のバイオリン |
| 上達は自宅での練習次第!バイオリンのことなど何も知らない母娘の二人三脚バイオリン日記 |
弓を三分割して、先弓、中弓、元弓、とそれぞれの部分だけで弾く練習をしていると、二週間ほどでその弓の使い分けにも慣れてきました。 そうすると次に、先生は新たにもう一枚、弓のちょうど真中部分にテープを張ってくださいました。 テープよりも持ち手側が元半弓、先側が先半弓、そして弓全体を全弓と呼ぶそうです。 音符の長さ等の条件により、中弓だけで弾いたり、半弓と全弓を組み合わせて弾いたりします。 例えば4分音符だけしかでてこないものは中弓だけで練習しますし、4分音符と2分音符の組み合わせでしたら、半弓と全弓を組み合わせて練習したりします。 単純に計算すると、全弓で弾くと、ちょうど半弓で弾く場合の倍の長さで弾けそうなものですが、そう単純にはいきませんでした。 全弓の苦手なプチーは半弓の時より全弓の時の方が弓を動かす速度が遅いため、半弓で一拍、全弓で二拍のはずが、半弓で一拍、全弓で二拍半、くらいになってしまいます。 同じ全弓でもゆっくりと動かすと当然音は長く続きますし、速く動かすと音は短くしか続きません。 大人であれば当然その辺の調整は頭でいちいち考えなくてもできますし、それほど難しいことでないはずですのに、プチーは「ちゃんと数えてね〜」と何度も何度も先生に注意されていました。 焦るプチーはなんとかテンポだけはあわそうと努力するのですが、弓は弾き始めから弾き終わりまで同じ速度で動かすことが原則です。ゆっくり弾く場合は弾き始めから少し弓の速度をおとしてひかなければいけませんし、速く弾く場合は弾き始めから弓の速度をあげてひかなければいけません。 つまり全弓で二拍分弾く場合、一拍目が終わった時点で既に弓の半分まで弾き終わっていなければもう後一拍分を弾き終わった時に弓の端まで使い切ることができません。 最後の最後に焦って弓を速く動かしつじつまを合わせるようなことをしてはいけないのです。 ところが焦るプチーはいつも全弓の最後をいそいですませて、なんとか同じテンポを保とうとします。そのおかげか弓を返す時に(往路から復路へかえる時)力が入りすぎ、変なアクセントがつき、音の大きさがかわってしまいます。(四ヶ月たっても今だにプチーの全弓のボーイングには変な癖があり音の大きさにむらがあります) プチーの使っているテキスト、新しいバイオリン教本 1 では5番から[半弓と全弓の混合練習]というものが始まりますがこのあたりはなかなかマルをもらえず、何度も繰り返し宿題になりました。
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